（巻頭特集）
あなたは知っていますか？ 漢民族の伝統楽器 古琴
（コンサートレポート）
本多ゆとり 二胡コンサート2021
【寄稿】しんしさくらく（参差錯落）
没後25年武満徹をしのんで
【寄稿】遊牧民族から生まれた２弦の楽器
～馬頭琴＆二胡の癒しの歌
【寄稿】チェンミン バレンタインライブ
Special Guest 稲垣潤一
【寄稿】来日30周年記念 ウェイウェイ・ウーコンサート
「歳月之詩」
（グラフィック・アイ拡大版）
第31回中国文化之日「陝西皮影の世界」
（Book & Event Information）
中田勝美さん インタビュー
フリースタイル・アナリーゼ Vol.69
曽尋編曲「拉駱駝（らくだを引いて）」
『二胡之友』オリジナルガイド付楽譜
【琵琶湖周航の歌（二胡合奏のための練習曲）】
【太湖船】
二胡人 第34回
胡琴を広めるパイオニアー
劉于菁（Liú Yújīng／りゅう・うせい）さん
アルフー老師の 東南西北二胡見聞録 第55回
河村伊津美先生の各種二胡
のっほほ～ん ぱんだふる あRーふー 第26回
全国二胡教室訪問
【東京】チェンミン音楽園（おとらくえん）
【東京】MAYA二胡教室 音星昇
Nikopedia／二胡雑学随想
今号の「グラフィック・アイ」では、昨秋、東京都文京区の日中友好会館美術館において開催された「第31回中国文化之日～陝西皮影（せんせいピーイン）の世界～」の展示内容をご紹介します。コロナ禍が続いて外出する機会が減り、この展覧会にも「行きたかったけれど‥行けなかった」という方も多いのではないでしょうか。そこで本誌では、「誌上で取り上げれば、より多くの方に鑑賞していただけるのでは」と思い、日中友好会館美術館に取材と資料提供をお願いしたところ、快くご承諾いただくことができました。会場に行かれなかった方は新鮮な気持ちで、また、行かれた方は改めてもう一度、展示品の数々をお楽しみください。
阿炳を主人公とする小説『阿炳が奔（はし）るー無錫争乱異聞―』の著者で
中国音楽フェスティバル実行委員会事務局長の中田勝美さんに伺いました。
劉さんが優れた二胡演奏家であることは知っていたが、初めて彼女の演奏を聴いた時、彼女は馬頭琴を弾いていた。彼女が馬頭琴のプロ奏者であるとは予想外だった。彼女は、新世代の演奏家の中では滅多にないタイプの演奏家で、柔らかく内省的な表現と、細やかな演奏スタイルを持つ優れた演奏家だ。多くの楽器を学んだ経験は彼女の演奏を多元的、多様なものとしていて、独奏や協奏だけではなく、いろいろな形の重奏、合奏や室内楽のリハーサルにも参加している。また、演奏経験と身につけたテクニックを伝えるために、毎年欠かさず「劉于菁師弟コンサート」を開催し、反響を呼んでいる。その活動から、彼女は胡琴音楽芸術を広めるパイオニアーと言えるだろう。（取材：呉俊徳）
真真（シンシン）プロフィール
