このページでは、二胡に限らず、見て楽しめる中国文化をテーマに、写真とエピソードを掲載していきます。

　今回は、埼玉県秩父郡小鹿野町（おがのまち）にある神怡館を紹介しましょう。 　神怡館は、埼玉県と中国の山西省が1982年に友好県省となり、その10周年を記念して、1992年５月13日に誕生しました。神怡とは、中国北宋代の范仲淹が書いた「岳陽楼記」にある「心曠神怡（心が開けて気持ちが和らぐ）」に由来しています。
　建物は、中国古代寺院風の展示館で、山西省の歴史、文化、自然等を詳しく紹介するとともに、山西省との交流の拠点ともなっています。
（詳細は本誌をご覧下さい）


　 　　　

　このページでは、これまでに『二胡之友』の取材を受けて下さった二胡大師の言葉の中から、含蓄のある「名言」をピックアップしてお届けしています。
　今回は、2016年9,10月号（第45号）に掲載した「今年20周年を迎えた日本華楽団芸術総監督 龔林（コン・リン）氏に訊く」から、楽団創設と運営について、そして“華楽”について述べられた部分をご紹介します。
（詳細は本誌をご覧下さい）

　　　

　このページでは、読者の皆様のコレクションの中から、中国音楽関連のグッズや工芸品を、コレクターのコメントも添えて紹介していきます。楽しいグッズとそれに寄せるコレクターの思いの丈を、多くの皆さんと共有して“二胡友”の輪を広げてまいりましょう。
　今回は、中国茶、特にウーロン茶類を飲む時に使う道具のいろいろ。特にこれらを使わなくても飲めますが、その茶の最もおいしい味や香りを引き出せるようにできています。
（詳細は本誌をご覧下さい） 　　　

　前号に続いて、二胡専攻と同時に作曲も専攻されてからの厳潔敏さんのインタビューを掲載します。

厳潔敏（Yan Jiemin／イエン・ジエミン）
プロフィール

　今、中国で人気、実力ともにトップクラスの二胡演奏家であり、優れた指導者でもある。その微妙に変化する音色、細やかな表現力は聴く人を魅了する。
　浙江省杭州生まれ。６歳から二胡を始め、10歳で上海音楽学院附属小学校に合格、附属小・中学で二胡を専攻。中央音楽学院では、二胡と作曲を同時に専攻し、中国で初めて民族器楽演奏と作曲両方の学位を取得。1982年、全国少年民族器楽独奏コンクールで第一位となって以来、受賞歴多数。また教師としても表彰される。90年に中央音楽学院芸術家曲創作賞を得、翌年北京音楽庁にて交響作品の音楽会を成功させた。
　国内はもちろん海外においても、独奏音楽会のほか、多くの作曲家や世界各地の楽団とも協演し、中国各地及び海外での国際芸術祭や国際音楽祭に出演。中国の主要な楽団のほか、海外の楽団との協演もしばしば行い、絶賛されている。
　また、教学面においても卓越しており、二胡教学の規範化、科学化に努めた。教え子たちの多くは、全国の二胡コンクールで金賞獲得、プロとしても活躍。また、国内の音楽学院や、海外の音楽大学からも講義の要請が多く寄せられている。演奏のCDやDVD、教学用のVCD等の出版も多数。中央音楽学院教授、修士指導教官、中国音楽家協会二胡学会副会長、中国民族管弦楽学会胡琴専業委員会副会長、西安音楽学院客員教授、香港中楽団及び上海民族楽団特別客員楽団首席。
（詳細は本誌をご覧下さい）

　　

　前回から始めた関銘作曲の「藍花花叙事曲」のアナリーゼ、先ずは題名に「藍花花」と「蘭花花」の二種類の表記があることや、同じ民謡を素材にして、いろいろな作曲家が声楽曲やピアノ曲を作っていることをご紹介しました。また、その「叙事」するストーリーは、まったくのフィクションではなく、そのストーリーを膨らませて歌舞劇まで仕立てられている、とも記しました。次に、楽曲の全体を俯瞰して、主な部分は３つの部分から成り、それに序奏とコーダ、という構成であること。そしてストーリーの展開に沿った構成がこの曲の一つの特徴である、等々を記しました。以上、ざっと復習して、この曲のアウトラインを思い出していただけたことと思います。では、今回は「各部分を見る」の【引子（序奏）】から始めましょう。

• はじめに
• 各部分を見る

（詳細は本誌をご覧下さい）

　今回は、フェイスブックの友人、林宗範さんの月琴製作工房を訪ねて取材した、彼の活動と台湾の「牽亡歌」についてご紹介しよう。
　林さんと知り合ったのは、動画サイトで彼が月琴を弾きながら「牽亡歌」を唱うのを見たのがきっかけだ。 　「牽亡歌」は、私のイメージでは台湾の昔ながらの葬式で、歌や踊りや演芸を上演して故人を送り、同時に遺族が見るものだと思っていた。しかし、動画を見て、二十歳そこそこの若者が唱っているのに驚いた。そして、そのメロディーや歌詞をよく聴いてまた驚いた。美しいメロディーといい、善行を勧める内容といい、聴けば聴くほどその美しさに、深く研究し、鑑賞する価値があると思った。
　彼をインタビューするにあたり、実際に演奏するところを見せてもらいたいと頼んだところ、招ばれて伺ったのは、あるお年寄りの葬式であった。故人とは関係のない私は、面の皮を厚くして参列する羽目になったのだが、これは得難い経験であった（笑）。(取材：呉俊徳)
（詳細は本誌をご覧下さい） 　　　

　「それって、月琴ですよね?」阮を弾いていると、こんな言葉をかけられることがあります。日本人ならいざしらず、阮の故郷であるはずの中国人にまでそう言われることも。
　確かに、知名度の低さは中国楽器の中でもトップを争うほど。専門の奏者も昔より増えたとはいえ、まだまだ少数です。同じ弾撥(=撥弦)楽器の中で外見も奏法も派手な琵琶と比べ、形はバンジョー風の丸い胴、しかもピックで弾くとなれば「ふーん、ギターの中国版?　何か地味～」などと思われても仕方ありません。
　でも阮って実はとても長い歴史を持った楽器ですし、弾き方次第で様々な表情が出せる楽器なんですよ。この度の連載で、阮の魅力が少しでも皆さんにお伝えできれば幸いです。
　

• 起源は紀元前
• 唐・宋から明・清時代
• 改革を経て現在へ

（詳細は本誌をご覧下さい）

百原 明子 ももはら・あきこ　プロフィール

初の中国旅行で偶然手に入れた二胡をきっかけに中国音楽の道へ。その後オーケストラ華夏にて柳琴・中阮を担当。 2001年より上海音楽学院に留学。柳琴専攻として四年間、呉強氏に師事する傍ら、同時に中阮・二胡・古箏などを学ぶ。 指導する弾撥アンサンブル及び二胡楽団それぞれに於いてNPO国際音楽協会中国音楽コンクール銀賞を受賞。 『モモの音楽日記』http://officeasia.web.fc2.com/
　

　Fight!　今日は賽馬だぁ　イェーイ！
（詳細は本誌をご覧下さい）

真真（シンシン／二胡　Vo.）
目指すは弾いて、歌って踊れる二胡奏者。
2008年、初めて二胡を手にし中国胡弓演奏家・作曲家の楊興新（やんしんしん）に師事する。
2012年春、24年間の国語教師の生活にピリオドを打ち、千葉県立高等学校を退職。2013年秋にファーストアルバム「花」をリリース後、コンサートを重ねる。
中国二胡古典曲から童謡、ポップスまで、幅広いレパートリーで景色を映し語りかける音色を追求している。また、ヴォーカルにも力を注いでいる。
2012年2月から現在まで東日本被災地で二胡のボランティアレッスン、コンサートを実施。
千葉県流山市在住。山口県宇部市出身。山口県宇部市ふるさと大使。
「真真」という芸名は、上野在住のパンダ「真真（シンシン）」の名前を拝借。パンダの不思議な生態、存在、生き方（？）に憧れ、日中友好・世界平和への祈りを込めて命名。
本名・関　浩恵（日本人）。趣味はラグビー観戦／好きな食べ物は、お好み焼きとラーメン、卵かけごはん、かつどん！


☆DVD「瑞松庵　春のコンサート～真真の二胡～」絶賛発売中！
☆二胡仲間との語らいにどうぞ。「ぱんだふるニコニコ煎餅」絶賛発売中！
☆真真二胡講座（千葉県流山市）開講しました。
お問合せ、詳細はHPをご参照ください。
http://www.shinnshinn.com/　HP
http://ameblo.jp/shinnshinn223/ ブログ
　 　　　

　二胡教室に通い始めて早二年が経ち、三年目に入った。少しずつではあるが、二胡という楽器にも慣れてきた気がするが、苦手な部分はいつまでたっても苦手である。今回は私が思っている自分自身の技術的課題を整理してみたい。
（詳細は本誌をご覧下さい）

米山　明（よねやま あきら）
武蔵野音楽大学大学院卒業後、ウイーン国立音楽大学に留学。
現在打楽器演奏家、指導者。
　 　　　

　「Ｎｉｋｏｐｅｄｉａ」は、二胡にまつわる雑学や動向などを随想形式でお届けしています。話はあちこちに飛びますので、気軽に読んでください。今回のテーマは「爆買い」と「三教」です。

【爆買い】

• 中国の爆買いの行く末
• ソーシャルバイヤーが日本を買い漁っている

【三教】

• 日本での神仏
• 中国での三教

（詳細は本誌をご覧下さい）