昨年から、各種の二胡教本が出版される、という現象が起きています。二胡関係者の皆さんも気になるところと思い、今号で特集することにしました。
 今回取り上げたのは、昨年8月から今年1月までに出版された4種で、近刊予定の『二胡演奏の科学』についても、その概要をご紹介しています。
 同じ「教本」と言っても、既刊4種はそれぞれ個性があり、読む人によって感じ方や向き不向きはそれぞれですが、今回の記事は、編集スタッフ3名が統一した視点をもって分担して執筆にあたりました。なお、掲載順は発行日の早い順としています。
 二胡が日本で普及、発展するには、日本語の教本の質と量の向上は欠かせない要素です。今回その重要性をひしひしと感じましたが、この記事が、さらに質の高い教本作りに些かなりとも参考になれば幸いです。また、二胡学習者の皆様も、何冊かの教本をお手元に置かれて、それぞれが同じことをどのように説明しているか等、マニアックな読み方をされてみては如何でしょう…そこからまた新たな発見や、違った興味が湧いてくるのでは、と思います。
(詳細は本誌をご覧ください)