皆さんこんにちは。「二胡之友上海協力員」を拝命したY.香織が、今年のMusic Chinaをレポートします。よろしくお願いします！
　2020年10月28日～31日、上海新国際博覧中心にて、国際楽器展覧会が開催された。毎年、全体のテーマが決められ、それに沿った展示や、セミナー、ライブなどのイベントが行われているが、今年のテーマは「It's my tune 演出完美旋律」。
　国内外から1,106社が参加（昨年度2,414社）し、期間中の来場者数は81,761人（122,519人）だった。今年は新型コロナの状況下において参加企業、来場者ともに減少したが、来場時はマスク着用と体温検査が実施され、併せて健康QRコード、身分証データの提示等、追跡管理も徹底されており、こうした中国の感染防止対策により今回も無事開催の運びとなった事が分かる。
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　新型コロナウイルスの感染症流行がきっかけで、注目されることになった「オンライン」による人と人との繋がり。二胡の世界でも、これまでの教室に集まって行うグループレッスンやマンツーマン、というレッスン形態に変化が起きています。本特集では、コロナ禍以前から実践されているケースも含め、日本と中国の隔たりを越えてオンライン・レッスンを行っている先生を取材し、その方法や、体験者ならでは、のエピソードなども紹介して参ります。
Case1 潘 麗（パン・リー）先生〈二胡〉
Case2 梁 嘉佳（りょう・かか）先生〈二胡〉
Case3 戴 茜（ダイ・チエン）先生〈古箏〉
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　62号から企画したこのシリーズ。新型コロナの感染拡大もなかなか収まらず、内容はすっかり「オンライン・コンサート制作奮闘記」になってしまいました。
　今回はコロナ禍に翻弄されながらも、オンラインでのコンサートを企画、実施された東京胡琴重奏部を紹介します

Case3 「東京胡琴重奏部 第１回 オンライン東京小小胡琴節」（コロナ禍でのオンラインへの取り組み）
寄稿：東京胡琴重奏部　伊達亮太朗

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　前号では「劉天華二胡作品データ集 前編」として、全10作品の内、第６作までのデータを掲載しました。今回はその続き、「空山鳥語」「光明行」「独弦操」「燭影揺紅」のデータ集です。劉天華は1932年5月、「燭影揺紅」を完成して間も無く、猩紅熱に罹患し、それが原因で亡くなったのですが、現在の新型コロナウィルス感染症が流行している状況と重なります。猩紅熱（現在は溶血性連鎖球菌感染症と呼ぶ）はペニシリンが有効で、現在は治療法が確立していますが、ペニシリンがイギリスのフレミング博士によって発見されたのは1928年ですから、劉天華の治療には間に合わなかったのですね。もしも劉の治療のためにペニシリンが使用できていたなら…などと考えてしまいます（さらにステイホーム期間中に再放送していたテレビドラマ『仁』のストーリーも連想してしまいました）。

• （7）空山鳥語（くうざんちょうご）
• （8）光明行（こうみょうこう）
• （9）独弦操（どくげんそう）
• （10）燭影揺紅 (しょくえいようこう)
• 最後に

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　何回か台北市立国楽団のコンサートを聴き、表情豊かで細やかな表現をする王瀅絜さんが特に印象に残った。王さんは若い世代の二胡演奏家の中で先頭に立つリーダー的存在で、女神のようなアイドルでもある。 　彼女の演奏の実力は、幼少時からの堅実で厳しい音楽教育によって築かれた基礎が背景になっていて、共演した外国の音楽家が皆、その読譜力と音楽知識に信服するほどだ。前回彼女の演奏を聴いてから、今回の取材をするまで数年経っているが、その間に彼女は勇敢にも、何年も夢見ていた活動、すなわち、国境を超え、ジャンルを超えたさまざまな場での活動を積極的に始めていた。これからも、伝統とは違った二胡音楽の国際化の夢の実現に向かって進んでゆくことだろう。彼女の活動に期待している。 （取材：呉俊徳）
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感染症対策レッスン

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真真（シンシン）プロフィール
中国民族楽器二胡（erhu）＆vocal
2008年より二胡を東京在住の中国人胡弓演奏家・作曲家・楊興新（やんしんしん）氏に師事。
2012年春、千葉県県立高校（国語科）を退職、その年に単独演奏会。
2013年秋にファーストアルバム「花」を製作し、各地で演奏活動やレッスンを開始。
2017年春、セカンドアルバム「ふるさと」を製作。
2018年2019年、日暮里サニーホールコンサートサロンでリサイタルを開催。
古典曲、ポップス、クラッシック、童謡、民謡など幅広いレパートリーとヴォーカルも好評。作詞作曲も手がける。
2018年、「山口ゆめ花博（全国都市緑化フェア山口）」にて「ゆめ花応援クリエイターズ」公式アーティスト。
2012年より東日本震災被災地慰問演奏を開始し、毎年8月8日の陸前高田市「迎え火」では追悼二胡演奏を行う。

ブログ「二胡奏者真真　のっほほーんパンダフルな時間」
千葉県流山市在住。本名・関　浩恵
山口県宇部市出身。山口県宇部市ふるさと大使。
「真真」の名は、上野恩賜動物園のパンダ「真真（シンシン）」の名前を拝借。
血液型Ａ、おうし座。気分転換は読書とラグビー観戦。
好きな食べ物はお好み焼き、焼き肉、かつ丼！

HP　http://www.shinnshinn.com/
ブログ　http://ameblo.jp/shinnshinn223/


　

　「Ｎｉｋｏｐｅｄｉａ」は、二胡にまつわる雑学や動向などを随想形式でお届けしています。話はあちこちに飛びますので、気軽に読んでください。今回は「マシン依存症」についてお話いたします。

• アート展に公募して。
• それはルール違反では？
• 曖昧になりつつあるプロとアマの境界線。
• エンタメかアートか？
• プロ演奏家の生きる道は？

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