このページでは、二胡に限らず、見て楽しめる中国文化をテーマに、写真とエピソードを掲載していきます。
日本各地でもニ胡を教え、その優しさと情熱にあふれた指導で生徒に親しまれ尊敬されていた周耀錕老師。今年8月4日朝、カナダから帰国中の飛行機の中で急逝され、8月8日、北京の八宝山葬儀場で葬儀が営まれました。長期肺機能不全により心機能が衰弱し、突然心停止となったとのことです。
1999年から2年間、大阪において、日本人によって構成された中国楽器オーケストラ「日本華楽団」及び「日本華夏音楽学院」にてニ胡を指導し、演奏会にも参加され、そして2005年に再来日。東京の天華二胡学院で約5年間、ニ胡の指導や、会長を務められた日本ニ胡学会の活動、演奏会に参加されました。周老師は、これらを通じて、日本における二胡の発展にも影響を与えられたと思います。
天華二胡学院の各地分校での授業にも一人で行かれ、何処においても生徒たちから慕われ、その熱心な指導に接して、ニ胡の練習に一層励むようになった人たちも多いことでしょう。その周先生の明るい笑顔、厳しい指導、気さくな人柄を偲ぶよすがとして、大阪時代と東京時代の写真をご覧いただきます。
周先生のご冥福をお祈り致します。 『二胡之友』編集部一同