（巻頭特集）魅惑の板胡演奏家、教育家　沈誠

（コンサートレポート）
天華之響 ５ 〜再会〜

寄稿　太田久遠 山平憲嗣　二胡コンサートTwo Colors

馬高彦二胡コンサート

（グラフィック・アイ）「上海国際楽器展覧会」

　このページでは、二胡に限らず、見て楽しめる中国文化をテーマに、写真とエピソードを掲載していきます。
　今回は、2013年10月に開催された「上海国際楽器展覧会」の出展楽器から、「これは！」というショットにコメントを添えてご覧頂きます。同展覧会の内容は、前号（2014年1,2月号）の『二胡調査員は行く！』で詳しくレポートしましたので、そちらもご参照下さい。（撮影：呉俊徳、野中大督）


　 　　　

（カラー）二胡大師の名言
「黄安源 (Huáng Ānyuán／ホアン・アンユアン／こう・あんげん」

（カラー）お宝☆我楽多コレクション
「切手コレクション　第一回　台湾編」

二胡演奏の科学
（五）左手の持ち方について

　前号までは、右手の弓の持ち方や動かし方、そして練習方法を説明しましたが、今号は左手の棹の持ち方と弦の押さえ方について、お話ししましょう。

田宇プロフィール

中国江西省出身。９歳より二胡を学び、周平華、王亮生、劉長福、趙寒陽の諸氏に師事。2006年、中国音楽学院国楽学部に入学し、張尊連准教授門下に入る。大学3年の頃より同学院教授で作曲家、指揮者の黄暁飛氏に作曲を学び、2009年夏、中国音楽家協会主催「成才之路」コンクール作曲部門にて三位入賞。学院卒業後、2010年末に来日、現在、東京学芸大学大学院作曲専攻在学中、山内雅弘氏に師事。中国音楽家協会二胡学会会員、中国音楽文学学会会員、日本二胡振興会会員。
　 　　　

フリースタイル・アナリーゼ
Vol.30　劉文金作曲「豫北叙事曲」　第１回

二胡人　第11回
葉文萱 台湾国楽団の首席二胡奏者

　台湾国楽団のコンサートには何回も行ったが、葉さんとの出会いは偶然に訪れた。それは、台北中山堂で王永徳、陳春園、高韶青等が出演したコンサートの終演後だった。彼女は私の友達の横にちょっと隠れるようにして静かに友達同士が挨拶を交わすのを聴いていた。私とは、たまたま目が合って会釈を交わしたが、まさか、さっきまでステージで協奏曲のソロを弾いていた葉さんだとは……しばらくしてやっと「あの控えめな美女は、台湾国楽団二胡パート首席の葉文萱さんだ！」と気付いた。
　葉さんの演奏は、技巧的な表現が精緻なだけではなく、現代の演奏家には珍しく、老大家さながらの含蓄ある、深い表現までも身につけている。しかし、彼女の経歴はあまり知られていない。彼女は本当に控えめで、美くしくもミステリアスだ。俗に、三尺の氷は一日の寒さではできない、というから、今回の取材で彼女の“三尺の氷”になるまでの経歴を知れば、きっと日本の二胡愛好者の皆さんにも参考になるだろう。（取材：呉俊徳）

中国琵琶への招待　第４回

　　二胡をやってる皆さんも、中国楽器のアンサンブルや、二胡のCDの伴奏などで、一度は中国琵琶の音を聞いたことがあるはずです。二胡のコンサートに行って、実際に演奏を見たことがある方も少なくないと思います。今号から５回、中国琵琶の紹介をすることになりました。二胡をひいている皆さんが疑問に思っている（と私が想像している）ことにお答えする、という形で中国琵琶を紹介していきたいと思います。中には、皆さんが疑問に思っていなくても、私が勝手にお伝えしたいと思っている疑問もあるかもしれませんが、よろしくおつきあいください。

北村 よう　プロフィール

1986年、日本語教師として訪れた上海で琵琶に出会う。銀芽アンサンブル、アンサンブル春雨などで琵琶を担当。2009年より「琵琶の集まり」と称する年１回琵琶愛好家が集まる会を開いている。
　

阿炳（アビン）を知ろう　第８回

アルフー老師の 東南西北二胡見聞録　第16回
津閣先生の紫檀二胡

胡銀岳の「北京便り」　第５回

　気象台の発表によれば、１月31日23時頃、北京の市街地の一部では粉雪がちらつくとのこと。北京はようやくこの初雪によって、百日近く続いた降水量ゼロの記録が断たれた。初雪とともに迎えたこの日は、中国の伝統的な祭日“春節”にあたり、厳寒の冬を過ごして来た人々にとって、“春節”を楽しみにする気持ちはどうやっても止められない…。（続きは本誌をご覧下さい）

胡　銀岳（こ ぎんがく）
青年作曲家、中央音楽学院作曲科副教授。桐朋学園大学、東京学芸大学を経て、東京芸術大学で博士課程を修了。作曲を蒔田尚昊、間宮芳生、一柳慧、吉崎清富、金田潮児、山内雅弘、野田暉行、松下功各氏に師事。これまでに40数部の創作作品が日本、ヨーロッパ、台湾地区において演奏されている。1998年、国立劇場日本音楽コンクールに入選、2000年度文化庁創作奨励舞台芸術特別賞、第3回国立劇場コンクール優秀作品賞、2002年名古屋文化振興賞を受賞、2004年NHK・毎日新聞主催の日本音楽コンクール交響楽部門に入選、2009年TMSK中国民族室内楽コンクール二位（一位なし）。2007年外国人留学生として初めて東京芸術大学大学院の作曲専攻博士号を取得。
　 　　　

「礼華の上海便り」晴れ時々二胡　第６回

　礼華です。2014年になりましたが、皆さんは良いお正月を迎える事が出来ましたか？ 　私のいる上海はこれから春節（中国のお正月）を迎えるため、街全体がいつも以上に活気に溢れています。中国の人々にとって春節は日本のお正月と同じように一年の中で何より楽しみな行事です。私も先日、この為の買い物に出かけてきましたが、行きかう人々は楽しそうに沢山の買い物をしていました。（続きは本誌をご覧下さい）

佐藤礼華（さとう れいか）
1991年生まれ。日本（父）と中国（母）の血を受け継ぎ、幼少より二胡に親しむ。2007年上海音楽学院附属中学に入学。二胡を汝芸副教授に師事し、現在は同学院民族楽器科本科生（二胡専攻）として研鑽中。2012年「盛世華音」第二回日中韓国際二胡コンクール海外組・青年組で金賞を受賞。
　 　　　

全国二胡教室訪問
【兵庫】神戸新聞文化センター姫路KCC二胡教室
【栃木】オフィス高橋ミュージックスタジオ二胡教室

Nikopedia／二胡雑学随想