北京国家大劇院で行われた民族器楽協奏曲コンサート
第4回「春華秋実」〜国楽神韻〜

 2011年10月31日(月)、北京の国家大劇院コンサートホールにおいて、民族器楽協奏曲音楽会が開かれました。これは、国家大劇院と中国の主な芸術大学共催で毎年秋に行われる「春華秋実〜芸術院校舞台芸術精品展演周(芸術大学舞台芸術優秀演目発表週間)」の中の一つとしておこなわれたものです。中国のコンサートや芝居は、一般に19:30開演。先に夕食を食べてからということでしょうか。筆者も会場内で飲食できるかわからなかったので、しっかりお腹に仕込んでから、コンサートを聴きました。


【春華秋実 開催概要】

 今年の「春華秋実」は10月16日〜11月6日に開催。参加したのは、4部門、8大学の教師と生徒約1000名とのことで、今までで最も規模が大きく、内容も豊富な「春華秋実」となりました。内容は以下の通り。

<浪漫経典名曲音楽会>中央音楽学院
<国楽神韻〜民族器楽協奏曲音楽会>中国音楽学院華夏民族楽団
<時代〜中外経典管弦楽作品音楽会>中国音楽学院中国青年愛楽楽団
< 彩津浜〜大型交響協奏音楽会>天津音楽学院青年交響楽団
<蜀風雅韻〜大型民族交響音楽会>四川音楽学院民族交響楽団
<話劇(新劇)〜自選題・紅白喜事>中央戯劇学院
<話劇〜風鈴>上海戯劇学院
<京劇音楽史劇〜長征組歌>中国戯曲学院
<京劇〜李漁与三姫>中国戯曲学院
<香遠益清〜舞踏精品劇目薈萃><岸〜現代舞作品集錦>北京舞踏学院

内容は本誌をご覧下さい。

上:天安門広場の近くに建つ「国家大劇院」 中:2007年12月こけら落としの際には賑々しく生花がアレンジされていた 下:内部も超モダンなデザイン