2025年2月4日は現在の二胡を語るのに欠かせない業績を残した「近代二胡の父」劉天華(Liu Ti?nhuaりゅう・てんか1895-1932)の130回目の誕生日にあたります。劉の生誕130年を記念して本誌では、改めて劉天華を取り上げ、その生涯と作品についての基礎知識をまとめて特集することにしました。なお、今回の記事の多くの部分の底本となっているのは、1995年に発行された『劉天華生誕百年記念誌』(以下『記念誌』と略)です。この『記念誌』は、1995年2月11日に上野旧東京音楽学校奏楽堂で開催された記念コンサート(主催:中国音楽勉強会)で配布されたパンフレットで、当日演奏された劉の二胡と琵琶の全作品(二胡曲10曲、琵琶曲3曲)と合奏曲1曲の解説と、劉天華についての音楽学者、研究者のエッセイ、小論文などがまとめられています。その内容は30年の年月を経た現在も参照するに値するものですが、冊子は現在入手困難であるため、この機会に、一部分だけでも多くの方々の目に触れられるようにしたいと思い、紹介を兼ねて底本としました。
(詳細は本誌をご覧ください)