第62回 星ちひろ先生の各種二胡
新型コロナウイルスの感染が落ち着いて来たというのに、この冬は例年より前倒しでインフルエンザ警報が発令されたのう〜。皆は体調を崩しておらんじゃろうか、ご存知アルフー老師じゃよ。今年はこの日本でも、世界的な音楽家やロックミュージシャンの悲しいお知らせが相次いだのう〜。実は隠れロックファンの爺も喪失感で一杯なんじゃが、悲しんでばかりはおれんぞ。生きて音楽を続けられておるこの状況に感謝しつつ、志半ばで旅立たれた先達の分まで、二胡でメロディを紡いで、音楽人生を謳歌して行こうではないか!
さて、今回は何とキン斗雲の舳先を北へと向け、鈍色の寒空の下、津軽海峡もひとっ飛びして北海道へと爆走したんじゃ〜!!今回降り立ったのは、北海道札幌市清田区じゃ。この街を拠点として活動し、名器を所有しておったのは、二胡演奏家で講師の星ちひろ(ほし ちひろ)さん。あしりべつ川など多くの自然にも恵まれた緑豊かなこの地で教室開講しておるということで、ドキドキしながらチャイムを鳴らすと、何ともチャーミングな印象の星さんが出迎えてくれ、愛用の楽器についておっとりとした口調で親切丁寧に説明してくれたんじゃ〜(泣)!!
星さんは北海道札幌市出身で、19歳の時に二胡と出会ったということじゃった。その後、北海道地域と関東圏を中心とした教室組織「上西会」の上西栄・上西隆の両氏に師事し、上西会認定二胡講師の資格取得。現在は、本誌でもお馴染み弦悦二胡学院札幌教室で、田宇氏に師事しておるそうな。二胡教室活動としては、清田区の教室を中心にレッスンを行っておるということじゃった。また、二胡・バイオリン・ピアノ・フルートからなる音楽ユニット“armonico(アルモニコ)”の二胡奏者として、音楽イベントや札幌市内のカフェを中心に演奏活動をしておるそうじゃ。
そんな星さんが、現在メイン楽器として使用しておるのは、卜廣軍精製 “収蔵版”アフリカ小葉紫檀二胡ということじゃった。早速、これまでの楽器遍歴と合わせて、紹介させてもらうことにしよう。
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