このページでは、皆さまからいただいた二胡に関するイベントや様々な活動の情報を掲載しています。
※NiCOMMUNITYでは皆様からのイベント情報を募集しています。情報はこちらにて受け付けております。
 
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コロナ後の観客マナーについて

 
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田宇編著 『二胡演奏の科学 快弓習得の極意』(模範演奏DVD付属)
好評発売中

 中国の二胡曲をみると、劉天華と阿炳(華彦鈞)の時代以降、 ほとんどの曲に、二胡奏者の演奏技術を表す快弓の部分があります。 二胡曲をうまく演奏できるようになるには、旋律を重視するのはもちろんですが、 快弓の習得も不可欠になります。
 そして、どうしたら生徒さんに快弓のテクニックを伝えられるかは、二胡講師の課題です。 このテキスト「快弓習得の極意」では、その課題に取り組んでみました。 模範演奏DVDでの練習は大きな成果をもたらすと期待しています。(田宇)

『二胡演奏の科学 快弓習得の極意』(田宇演奏DVD付属)

作曲・編著:田宇
頁数:本文68頁
DVD
 解説・演奏:田宇
 録画・制作:田宇
 MPEG-2/STEREO/COLOR/
 片面・1層ディスク
 1時間37分40秒/
 2020録画、制作/日本語
発行者:弦悦二胡学院
発売元:日中音楽交流協会
お問い合せ/購入:info@nikonotomo.com
定価:4,700円(税別)

『快弓習得の極意』紹介動画をどうぞご覧ください。
こちらのURLをクリック https://youtu.be/b3rccFaMNc4


『田宇編曲 二胡二重奏曲集 T(中国民謡篇)』 発刊!

 





『二胡之友』第55号(2018年秋号)〜第60号(2019年冬号)に掲載の曲をさらに練り直し、このたび『二胡二重奏曲集 T(中国民謡篇)』として皆さまが演奏しやすい形にまとめました。
 それぞれの曲の実演はYouTubeにて視聴できます。
 この曲集は終わりではなく、始まりと思っています。今後は「二胡二重奏曲集 II」、「二胡二重奏曲集 V」‥と続けてお届けできるよう努めます。
 日本の二胡愛好家の皆さんに、私の二重奏曲集が気に入っていただければ幸いです。そして日本の二胡界が重奏の面でもますます発展できますよう、お祈りします。(田宇)

『田宇編曲 二胡二重奏曲集 T(中国民謡篇)』
編曲・解説:田宇
譜面:数字譜、五線譜、ピアノ伴奏譜
掲載曲:斑鳩調・龍船調・太陽出来喜洋々・山歌好比春江水・遠方的客人請?留下来・小白菜
発行者:弦悦二胡学院
発売元:日中音楽交流協会
お問い合せ/購入:info@nikonotomo.com
定価:1,200円+税


アマチュア楽団リサーチ アンケート調査協力のお願い

 本誌第57号(2019春)及び第58号に掲載した「トレンド・リサーチ アマチュア楽団の今」では、広くアンケート調査を実施した結果をまとめ、全14団体の活動状況をご紹介しました。しかしこれはほんの一部に過ぎません。日本全国にはさらに数多くの二胡愛好家の合奏グループが存在すると思われます。アマチュアリズムを大切にするスタンスを保ちながらボランティア演奏を続ける数人のグループから、既に確固たる活動歴を築き上げているセミプロの中国民族楽団まで、規模や活動状況も多種多様ですが、『二胡之友』では、調査の対象を「二胡をきっかけとして、合奏の楽しみを共有する人々の集まり」とゆるく括り、多くの団体からのアンケート回答を募り、その結果を記事として、グループの活動をご紹介して行きたいと思います。
 つきましては、合奏グループの活動をされている皆様には是非とも下記アンケート調査のご回答をお寄せいただきたく、ご協力をお願いいたします。
メールにてご一報ください。info.nikonotomo.com

 
CONCERT&EVENT INFORMATION


日中国交正常化50周年記念展PartU
「〜北京国際美術ビエンナーレより〜アートで見る中国のいま」

絵画や彫刻、映像など日本初公開の35作品を介して中国の“いま”を垣間見る!
◎会期:2022年6月17日(金)〜8月14日(日)
◎会場:日中友好会館(東京都文京区後楽1丁目5番3号)
◎時間:10時〜17時(6/24、7/8、7/22、8/5は20:00まで開館)月曜休館 入館無料


和の調べ CDリリースツアー 岡山公演

◎日時:2022年 8月10日(水)開場18:20 開演19:00
◎会場:岡山ルネスホール
◎出演:沈琳 (二胡)
    吉永真奈 (箏)
    島村聖香 (邦楽囃子)
    MAKI (作編曲・ピアノ)
◎料金:一般4,000円、25歳以下2,500円
(当日各+500円)


無限動2022

奇跡の二胡奏者ツァオ・レイとアンサンブルが贈る
心を震わせるスペシャルコンサート
【愛知公演】
◎日時:2022年9月6日(火)
 19:00開演(16:30開場)
◎会場:愛知県芸術劇場小ホール
【東京公演】
◎日時:2022年9月9日(金)
 19:00開演(16:30開場)
◎会場:ムジカーザ

◎出演:ツァオ・レイ(二胡)、阿部篤志(Pf)、齋藤友紀(Fl)
◎主催:NPO法人日本学友協会
◎料金:S席7,000円、A席5,000円
◎チケット:イープラス http://eplus.jp /日本学友協会 maeda@c-selah.jp


〜さわやかな秋の日に二胡の調べを〜
劉継紅 教室発表会と名曲演奏

















◎日時:2022年10月1日(土)
第一部 劉継紅 教室発表会
13:00開演 12:30開場 15:30終演予定 入場無料
第二部 劉継紅 名曲演奏
16:00開演 15:30開場 17:00終演予定
入場料:前売り 2,500円 当日 3,000円
演奏曲:江河水、空山鳥語、楚頌、朧月夜、他

◎会場:KOKO PLAZA(ココプラザ:大阪市立青少年センター)
エクスプレスココ(ホール) 大阪市東淀川区東中島1-13-13 TEL:06-6370-5421
◎お申込み・お問合せ:劉継紅二胡大阪
TEL&FAX:06-6931-6731(笠原) TEL:090-6163-5409(鹿野)
Email:infoniko0315@gmail.com
ホームページ:https://www.liu-jihong-osaka.org/
(ホームページからもお申込み・お問合せいただけます)
※当日は、マスク着用、手指消毒等、感染防止にご協力ください。
チケットにお名前、電話番号のご記入をお願いいたします。


張会斌二胡合奏団 第12回定期演奏会

◎日時:2022年10月15日(土)
 14:00開演 13:30開場
◎会場:日暮里サニーホール
 東京都荒川区東日暮里5-50-5
 ホテルラングウッド4階
(JR・京成「日暮里」駅 徒歩2分)
◎入場無料 自由席先着順
◎演奏予定曲目:歴史的天空、假如愛有天意、
 在那東山頂上、陽光ワルツ、Lemon、葡萄熟了、
 故郷(嵐) 他
◎主催:張会斌二胡合奏団
◎後援:荒川区教育委員会、NHK文化センター、
 読売・日本テレビ文化センター、 (株)河合楽器製作所、
国際文化芸術株式会社、張会斌二胡アカデミー
◎お問合せ:090-6710-5175(牧)、090-9512-6065(吉永)


崔学東 二胡コンサート
秋麗〜日中文化交流の宴〜

















◎日時:2022年11月19日(土) 開場13:00 開演13:30
◎会場:名古屋市熱田文化小劇場 (JR東海道本線「熱田」駅 徒歩1分)
◎出演:崔学東(二胡)、守光明子(ピアノ)、包金鍾(テノール歌手)、崔佳寧(二胡)、
    安井正規(電子オルガン)、川口愛美(二胡)、崔学東二胡演奏団、
    宋歓歓(司会)、金谷直美(司会)
◎曲目:葡萄熟了、サライ、菊花台、二泉映月 他
◎入場料:全自由席 3,000円
◎チケット申し込み・お問合せ:崔学東 二胡・板胡教室 http://nikomeiko.com
◎主催:エモーショナルプラネット
◎後援:公益財団法人名古屋市文化振興事業団、名古屋市教育委員会、
    中日新聞、鳴海中日文化センター、包金鍾音楽事務所、安井正規音楽事務所

 
EVENT REPORT

「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」

 3、6、9、12月の第三日曜日、14時から、蕨市の「庵洞 香巴拉」において開いている「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」は、新型コロナの感染状況を受け、少し変則的に三か月継続で同一内容を実施してきました。

◎第69回3月20日(日) 『カザフの音楽-民族楽器ドンブラ[冬不拉]』(DVD、LPなど)

 中国新疆ウイグル自治区北部のイリ・カザフ族自治州には草原を故郷とするカザフ族が多く住んでいます。また国境を接するカザフスタン、ロシア、モンゴルにも同じ民族が広い範囲で住んでいます。モンゴル族と同じような環境に暮らしながら、音楽から受ける印象はかなり違うものがあります。それを感じる代表的な楽器がドンブラです。二弦による撥弦楽器で、直接指で弦を弾きます。つま弾かれる音は、始めは単調に聞こえるのですが、結構複雑なリズムを刻んでいてあきることはありません。
 三年ほど前、都内のある大学でカザフスタンの音楽を扱った公開講座があり、小生も受講させていただきました。講師の先生は、カザフ音楽研究の第一人者でありドンブラの演奏家でもある東田範子さんでした。三回にわたる講座ではネット上で鑑賞できる音楽が数多く紹介され、とても興味深い内容でした。カザフスタンでのことが分かると、中国のカザフ族の音楽はどうなっているのかなとなるのは必然で、いつかカザフ族の音楽も扱ってみたいと思っていました。
 幸い、当「香巴拉」にも、古くは1970年代の文革時代に出版された25pLP盤から、20年以上前のDVD、ごく最近のポップスCDなど、中国のカザフ族のものにも留意し収集してきた音楽資料があります。その中からいくつかを選んで鑑賞しました。映像資料は、吉林省教育音像制品出版社の『中国民族楽器』DVD版のドンブラの部分、北海道にあるNPO法人「しゃがぁ」制作出版のDVD『ドンブラは語る』を使用しました。前者は中国のカザフ族演奏家 庫爾曼江・孜克熱亞[クルマンジャン・ズクレヤ]、達烏利特・哈特克[ダウリト・ハトク]、後者はモンゴル国西部に住むL.クグルシンによる演奏の動画です。いずれも指先までしっかりと映しており、その超絶技巧には目を奪われます。
 東田範子さんの講座、またその後にご紹介いただいたご自身の研究レポートなどにより、ソ連時代および独立後のカザフスタンにおける音楽教育などの様子をかなり理解することができました。また、カザフだけでなく、ウズベク、クルグス、トヴァなど中央アジア、シベリア諸地域の音楽文化を追い求め、日本国内で演奏活動を行っている方々がおられることも分かりました。中国国内でのカザフ音楽について、伝統的なものを最近見ることはあまりありません。しかし人気あるポップス歌手、例えばカザフ族である阿来[アライ]、漢族でもこの地域の音楽から影響を受け活動している疆[ジャン]などには、漢語とカザフ語による作品アルバムもあり、国境を超えて親しまれているのではないかと想像しています。 (庵洞 香巴拉 安藤)

☆「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」 今後の予定(毎回14時〜)
 第70回 2022年6月19日 (日)、7月17日 (日)、8月21日 (日)
 『玉樹チベット族民間歌曲精選−ダワ・ジョマ収集整理』(DVD)
 問合せ、申込み先:「庵洞 香巴拉」.048-442-3543 e-mail:untiku-sei@wcv.jp