第52回 山口美貴子先生の老紅木二胡

 新型コロナウイルス感染拡大による自粛生活で、皆もストレスが溜まっておると思うが、今はグッと堪えて、力を合わせて感染を抑え込んで行こうではないか。さすれば自ずと道も開けて行くじゃろう…ご存知アルフー老師じゃよ。この自粛期間、何も悪いことばかりでもないようで、爺が知っておる講師さん教室でも、この機会に心が豊かになる趣味を見つけようと、新規入会された方が少なくないということじゃった。コロナ禍でなければ出会わなかったかも知れない二胡の世界に、今後もどっぷりと浸ってもらいたいものじゃのう〜。さて、このような時期でも爺の耳には名器を所有した奏者の情報は絶えず入って来ており、今回はキン斗雲の舳先を南東へと向け、目的地へと爆走したんじゃ〜!!もちろん、予防対策を徹底した上でじゃぞ! 今回降り立ったのは、愛知県南東部に位置する中核市、豊橋市。この街を拠点として活動し、名器を所有しておったのは、二胡演奏家で講師の山口美貴子(やまぐちみきこ)さんじゃ。豊橋市内にある「アイプラザ豊橋」では、市民の文化・生涯学習活動の推進を図るために “アイプラザ豊橋カルチャークラブ”を主催しており、そこで山口さんを講師とする二胡教室が開講されておるということじゃった。その活動室を訪ねると、何とも優しく慈愛に満ちた表情の山口さんが出迎えてくれ、この時期の訪問にもかかわらず、愛用の楽器について懇切丁寧に説明してくれたんじゃ〜!!
 山口さんは愛知県出身、幼少期に習ったピアノが音楽への入口ということじゃった。二胡は2003年から地元のカルチャースクールで習い始めたそうな。2010年からは、中部地区で活躍する二胡講師 柳瀬寿子先生に師事し、2016年には全国二胡検定上級1に合格。現在は愛知県内の各教室にて指導に当たる傍ら、東三河地域を中心に二胡ユニット「満天星(マンテンシン)」で演奏活動を行っておるということじゃったよ。そんな山口さんがレッスンや演奏活動においてメインで使用しておる楽器、「王根興」精製 老紅木二胡のお話を中心に、これまでの楽器使用遍歴と合わせて、早速、紹介させてもらうことにしよう。

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