このページでは、皆さまからいただいた二胡に関するイベントや様々な活動の情報を掲載しています。
※NiCOMMUNITYでは皆様からのイベント情報を募集しています。情報はこちらにて受け付けております。
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コロナ後の観客マナーについて

 
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田宇編著 二胡演奏の科学 快弓習得の極意(模範演奏DVD付属)
2020 Autumn 発刊準備中

 中国の二胡曲をみると、劉天華と阿炳(華彦鈞)の時代以降、 ほとんどの曲に、二胡奏者の演奏技術を表す快弓の部分があります。 二胡曲をうまく演奏できるようになるには、旋律を重視するのはもちろんですが、 快弓の習得も不可欠になります。
 そして、どうしたら生徒さんに快弓のテクニックを伝えられるかは、二胡講師の課題です。 このテキスト「快弓習得の極意」では、その課題に取り組んでみました。 模範演奏DVDでの練習は大きな成果をもたらすと期待しています。(田宇)
※詳細は近々お知らせします。


YouTube動画

「二胡之友」55〜60号に掲載した田宇氏編曲の中国曲6曲(二重奏)の演奏画像が、田宇氏の自演によりYouTubeにアップされました。二重奏の画面が上手に編集されています。ぜひご覧ください。
斑鳩調 https://youtu.be/52R8NXGBLR4
龍船調 https://youtu.be/1P0dtqDCR5o
太陽出来喜洋々 https://youtu.be/_YIUjdUtKx0
山歌好比春江水 https://youtu.be/BY-FvKZD7kg
遠方的客人請?留下来 https://youtu.be/QFXlc9dyjjQ
小白菜 https://youtu.be/dSg8j0zHmqw


アマチュア楽団リサーチ アンケート調査協力のお願い

 本誌第57号(2019春)及び第58号に掲載した「トレンド・リサーチ アマチュア楽団の今」では、広くアンケート調査を実施した結果をまとめ、全14団体の活動状況をご紹介しました。しかしこれはほんの一部に過ぎません。日本全国にはさらに数多くの二胡愛好家の合奏グループが存在すると思われます。アマチュアリズムを大切にするスタンスを保ちながらボランティア演奏を続ける数人のグループから、既に確固たる活動歴を築き上げているセミプロの中国民族楽団まで、規模や活動状況も多種多様ですが、『二胡之友』では、調査の対象を「二胡をきっかけとして、合奏の楽しみを共有する人々の集まり」とゆるく括り、多くの団体からのアンケート回答を募り、その結果を記事として、グループの活動をご紹介して行きたいと思います。
 つきましては、合奏グループの活動をされている皆様には是非とも下記アンケート調査のご回答をお寄せいただきたく、ご協力をお願いいたします。

 
CONCERTINFORMATION

名古屋市文化振興事業団PRESENTS PREMIUM STAGE 
張濱二胡コンサート

◎日時:2020年10月16日(金) 19:00開演 18:30開場
◎会場:天白文化小劇場(地下鉄原駅 2番出口すぐ) 052-806-8060
◎予定曲目:賽馬、豫北叙事曲、荒城の月、秋桜 ほか
◎出演:張濱(二胡)
◎料金:全席指定3,000円 未就学児童入場不可
    友の会会員割(前売りのみ)
    障がい者手帳等をお持ちの方2,700円
    ライブ動画配信 視聴1,000円
◎チケット取扱:チャン・ビン音楽企画
 お問合せページからメールでお申し込みください。
 http://www2.odn.ne.jp/zhangbin/contact/index.htm
 チケットぴあ Pコード 187-598
 名古屋市文化振興事業団 チケットガイド 052-249-9387
 名古屋市文化振興事業団が運営する文化施設窓口


第29回かんのん劇場 許 可(シュイ・クゥ)二胡
CD「故里」発売記念スペシャルコンサート

待望の新アルバム「故里」2019年ベルリン録音
夢のコンサート、ついに実現!

◎日時:2020年11月7日(土)17:00開演
◎会場:普門精舎(稲城市大丸857)
◎共演:東京クィンテット 三浦章宏(第1ヴァイオリン)、戸上眞里(第2ヴァイオリン)、青木篤子(ヴィオラ)、渡邉辰紀(チェロ)、北村一平(コントラバス)
◎料金:ワンドリンク付き7,000円 70席限定
◎予定曲目:見上げてごらん夜の星を、浜辺の歌、知床旅情、中国民歌8首・思念、オブリビオン、イエスタディ、ソルヴェイグの歌 ほか
◎問合せ:042-378-1707(普門精舎)


来日10周年記念 田宇リサイタル

◎日時:2020年11月22日(日)
 14:30開演 14:00開場
◎会場:綾歌総合文化会館アイレックス 小ホール(香川県丸亀市綾歌町)
◎出演:田宇(二胡)、長田和也(ピアノ)
◎料金:3,000円(予約のみ)
◎予定曲目:糸、二泉映月、シルクロード、
 エトピリカ、天山風情 ほか
◎問合せ:080-5669-3640(原田)
 niko.kagawa7@gmail.com

 
EVENT REPORT

「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会−チベット音楽との出会い」

 年四回の予定で蕨市の「庵洞 香巴拉」において開いている「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」は、今回のコロナ禍により開催は困難でした。馴染みの少ない音楽が中心でしたし、感染の危険を冒すこともできないので、やむを得ないことです。
 今まで、チベットの大衆音楽について10回近く扱ってきました。今の状況は、自分がなぜチベット音楽に関心があるのか、考える良い機会でした。自分が中国やチベットに興味を持ちだした1960年代後半は、中国が理想的な社会主義社会を目指していると信じられていた時代です。チベット音楽というと、チベット仏教の音楽とネパール北部等に住むチベット系の人々による素朴な録音のわずかのレコードしか聞けない時代でした。一方中国から入る当時のチベットの歌は、国家の指導者や社会主義建設を称えるものがほとんどです。多くの難民の発生など、中国のチベット問題に関する信じたくないニュースが多い中で、中国から入ってくるレコードにもチベットの風土や人々の息吹を感じさせてくれる素敵な歌がありました。  中国における諸民族の音楽を追い求めていると、その地の文化に対する憧憬により同情的に見てしまいます。1990年代、ワールドミュージックの中国版としてチベット音楽風の『阿姐鼓』というCDが出版されました。なかなか素晴らしいアルバムで中国ではヒットしたようですが、歌手やスタッフのほとんど漢民族だったため、欧米ではチベット文化の搾取ではないか、と不買運動がおこりました。人気女性歌手ダドゥン[達珍]の亡命事件が起きたのもこの頃で、チベットの音楽文化はどうなって行くのか、心配な時代でした。
 2000年ころ、神保町の中国書専門店でチベット出身の留学生が持参したというチベット歌謡の数枚の映像資料を見つけ、現地にはすでにこんな資料があるのかと感動したことがあります。歌詞はほとんどが漢語でしたが、チベットの風景や暮らしの映像を背景に若い歌手たちが歌う動画を満喫できるものです。インターネット等で色々調べたところ、1990年代半ばからチベット人自らによりレコード会社を立ち上げる動きも出始め、当時すでに作曲家、作詞家、歌手もかなりいたことが分かります。そこには、中国社会における音楽教育の成果があるかも知れません。一方、社会が大きく変わっていく厳しい状況下、自らの文化を守り育てていこうという大きな意識の存在も感じます。
 二年前、チベット第二の都市シガツェのレコード屋でDVDを10枚余買ってきました。歌詞がチベット語のものが多く、若い世代が地域の民族音楽を収集して発表したと思われる作品も見られるなど、自らの文化再構築に向けた地道な努力も確認できます。香港問題、新型コロナなど厳しさを増す中国社会の奥の方からわずかに聞こえてくるチベットなど諸民族の多様な音楽の世界に、今後も耳を傾けていきたいと思います。
 (庵洞 香巴拉 安藤)


 鑑賞会で配布している資料、ご希望の方はメールをいただければ、お送りします。
「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」今後の予定(毎回14時〜16時)
 第63回 ウイグル−ドラーン・ムカーム(DVD) 2020年9月20日(9/20が新型コロナの状況によりNGの場合は10月18日or11月15日でチャレンジしますが、できない可能性もあります。参加希望の方は先ずは下記にご連絡ください。
 問合せ先:「庵洞 香巴拉」.048-442-3543 e-mail:untiku31@wcv.jp


小林寛明サマーキャンプ








 梅雨も明けきらない7月23日と24日、岐阜県郡上市ひるがの高原でサマーキャンプが開催されました。
 場所は東海北陸自動車道ひるがのサービスエリアから車で7〜8分の所にある別荘地で、ここの貸別荘を借りての開催です。天候は思ったほど悪くはなく、晴れてはいないものの傘は要らないくらいでした。梅雨のさなかにあってはラッキーです。
 今回レッスンに参加していただいた方は、近県はじめ遠くからもお越しいただき主催者含め7名になりました。
 車の音も工事の音もほとんどない静寂の中、木造別荘の部屋の反響もありとても良い音で響いてくれ、皆さん気持ちよくレッスンすることが出来ました。また小林さん収蔵の中胡や高胡そして申胡なども持参いただきそれぞれの音色の違い・音域の違いなども体験もすることが出来ました。
 夕方になりレッスンも終わってからは参加者の家族も交えた総勢10人でのBBQです。広いウッドデッキで肉・野菜・エビなどを焼き、その傍らでホタテや卵・イカ・チーズなどをいぶして燻製を作り、9時ころまで飲んで食べての宴会。その中には小林先生の奥様による三線弾き語りあり、ご参加の方のインディアンフルートの即興演奏もありとそれぞれ持ち寄った楽器での音楽漬けの楽しい時間を過ごしました。
 閑静な別荘地のため9時以降は外では音を出したり会話したりは憚られますので、その後はリビングに移動しての団欒です。日付が変わる頃まで二胡談義やらゲームやらで癒しの時間を過ごしました。
 翌朝は10時に部屋を空け、鍵を返却した後はすぐ近くにあるこのイベント主催者所有の別荘に移動。子供たちはハンモック遊び、大人はダッチオーブン料理チャレンジなどで昼過ぎまで過ごし、別荘ライフを満喫しました。(主催者 服部隆昭記)