中国・武漢から始まり、世界に広がった新型コロナウィルス感染症の流行によって、中国のイメージ・ダウンが懸念されます。またさらに、中国の音楽文化を代表する民族楽器・二胡、中でも「日本の二胡文化」に悪影響が及ぶのでは、と大いに気になるところです。日本でようやく定着し、一定の愛好家数を保つに至った「日本の二胡文化」は、果たして危機を乗り越え、命脈を保つことができるのでしょうか?
 「日本の二胡文化」がこのような状況にある今、『二胡之友』として何をするべきかを考え、本誌では草の根的な“二胡迷”にスポットライトを当てた「“二胡迷”こんな人あんな人」と題する特集記事を企画しました。
 今回“二胡迷”としてご紹介するのは、一般の愛好家でありながら、二胡を愛し、その思いが募って二胡が生活の一部となり、さらに昂じて、二胡文化の一端を担うほどまで、といった愛好家の枠に収まらない社会的な活躍をされている三人の方です。
 身近なところにこのような “二胡迷”が存在すると知ることは、読者にとって一つの目標となり、心の支えになります。二胡に対する愛情を保ち続け、次のステージに進むモチベーション保つためにも、この御三方の“二胡迷”ぶりを見習って、愛好家魂、“二胡迷魂”を失わぬよう、コロナ禍を耐え抜き、「日本の二胡文化」の確固たる地歩を固めるために、一歩一歩進んで参りましょう。
(詳細は本誌をご覧ください)