第42回 劉鉄鋼先生の老紅木二胡

 今年は猛暑からの流れで秋を心地よく感じられる日が何とも少なかったのう〜、お馴染みアルフー老師じゃよ。暦ではもう初冬じゃ、おかげで二胡練習に最も適した芸術の秋の時期を逃してしまったわい…オホン(苦)。さて今回はまたもや東京都内に名器を所有した二胡奏者がおるとの噂を聞き付けたため、キン斗雲の舳先を南東へ向け、目的地へとんぼ返りしたんじゃ〜!! 今回降り立った場所は、東京都でも指折りの住宅密集地区である中野区じゃ。JR「中野」駅から何と徒歩1分!の好立地な場所にある二胡ショップ「中国楽器店 龍胡堂 東京店」に、名器を所有した人物がおるということで、緊張しながら扉を開けると、そこには何とも優しい眼差しの男性が立っておるではないか!! この爺の突然の訪問にもかかわらず、微笑みを絶やさないアルカイックスマイルで優しく出迎えてくれたのは、二胡演奏家で講師の劉鉄鋼(りゅう・てっこう)さんということじゃったよ。
 劉さんは1980年生まれ、中国黒龍江省ハルビン市出身で、ハルビン師範大学音楽教育学部を卒業後、2003年に来日したということじゃった。二胡は中国中央民族楽団首席奏者を務めた故周耀?氏に師事しておったそうな。また、2011年8月に北京で行われた全国民族楽器祭華藝杯大会で優勝するなど、国内外でも活躍しておるということじゃったぞ。劉氏が来日した最初の地は長野県諏訪市で、そこに根を下ろし、長野県内の各市において演奏活動やレッスン活動を行い、2012年2月には、長野県下初の中国伝統楽器専門店「中国楽器店 龍胡堂」を開店、自ら代表も務めておるそうな。今回訪れた「中国楽器店 龍胡堂 東京店」は、去る10月に出店したということで、現在は諏訪と東京を行き来しておるということじゃったよ。そんな劉さんが、現在メイン楽器として使用しておる楽器は、「古月琴坊」工房の萬其興精製 龍頭老紅木二胡ということじゃった。それでは早速、本人のコメントを交えて紹介させてもらうことにしよう。

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