第40回 高橋雅人先生の二胡
今年の春は暖かい日があったかと思うと花冷えで寒さがぶり返したり、寒暖差が大きかったのう〜。皆は体調を崩しておらんじゃろうか、お馴染みアルフー老師じゃよ。新緑の時期を通り過ぎると、そろそろ二胡には大敵な梅雨の到来じゃ。爺のように美しい音色が出るようにしっかりとメンテナンスするんじゃぞ…オホン(苦)。さて今回は、またまた関東地方に名器を所有した二胡奏者がおるとの噂を聞き付けたため、キン斗雲を南へと駆り、初夏の青空の下、目的地を目指したぞぉ〜!!降り立った場所は、東京の西部、中野区じゃ。この街を拠点として、東京や栃木でも演奏やレッスン活動をしながら、名器を所有しておるのは、二胡演奏家で講師の高橋雅人さんということじゃった。厚かましくも、まだ引っ越して間もないという新居に突撃訪問したこの爺を、何とも優しく穏やかな表情で出迎えてくれたんじゃ〜(泣)。
高橋さんは幼少期にピアノを始めたのをきっかけに、様々な楽器に触れられる環境で育ったということで、小学校高学年になった頃には、早くも関東内でピアニストとして活動を開始したということじゃった。二胡は、学校の授業で鑑賞する機会があったそうで、その音色に惹かれて独学、その後は東京や中国遼寧省で本格的に学んだということじゃった。なんとこちらも中学卒業後には、15歳よりプロとして活動を始めたんだそうじゃ!
そんな高橋さんはこれまでに様々な二胡遍歴を経て来たということじゃったが、現在、演奏活動やレッスンのメインとして使用しておる楽器は、現代二胡の騎手、高韶青(ジョージ・ガオ)氏が考案・開発したという“韶琴”(ジョージ・ガオモデル)ということじゃった。それでは早速、本人のコメントを交えて紹介させてもらうことにしよう。
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