講座「伝承有道 琴芸無涯(伝承に道有り 琴芸に果て無し)
−王永徳二胡教学の真髄」

【寄稿】田島十糸子


  去る10月13日、中国(上海)国際楽器展覧会の関連イベント、第八回上海華楽国際論壇の一つとして王永徳上海音楽学院教授の講座が開催されました。講座はまず王先生と陳先生と生徒さんによる二胡三重奏「中花六板」の演奏から始まりました。二胡三本といってもチューニングをそれぞれ変えてあり、低音がしっかり支えられて、重厚且つ渋めの合奏。ポリフォニーのようでもあり、ヘテロフォニーのようでもある、心地よくゆったりとした調和の流れから最後は速度を上げて締めくくるというものでした。そして王先生のお話が始まりました。
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日中友好45周年音楽祭 “縁” レポート


 2017年11月12日上海にて、日中友好に情熱を燃やすアーティスト11組が集結する大規模なイベントが開催された。 2017年は、日中国交正常化45周年という、日本と中国にとってはとても記念すべき年である。今回のイベントは、日中友好という目的を以って、チケット代金は取らないと決めていたため、収入源がゼロでスポンサー資金のみが頼り。我々主催側としても、最初から自腹を切ってでも成し遂げたいイベントで、それだけの価値があると信じていた。スポンサー集めに最初は相当苦労したが、日が経つに連れて仲間同士の結束も固くなり、その後、協力してくださる企業様や個人様が集まってきた。
 参加して頂いた11組のアーティストの中には、中国と日本で活躍中の二胡奏者・Wei Wei Wuu(ウェイウェイ・ウー)や潘麗(パン・リー)も。二人はソロ演奏だけでなく、このイベントでしか見られない特別なコラボも実現。

日時:2017年11月12日
会場:バンダイナムコ文化センター・ドリームホール(上海普陀区)

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