第37回 吉川普子先生の各種二胡

 今年の夏も、各地で記録的豪雨になったり猛暑日が続いたりしたが、皆は元気にしておったじゃろうか、お馴染みアルフー老師じゃよ。さて、前回は沖縄県で二胡文化を広める若き二胡奏者のもとを訪ねたが、今回はまた本土へ戻るぞぉ〜、日本の古都、京都に名器を所有した二胡奏者がおるとのタレコミがあったため、キン斗雲の舵を東へと切り、目的地へと急いだよ!!そうして今回降り立った場所は、京都市中京区。何でも、この街にある老舗楽器店「民族楽器コイズミ」に、名器を所有した人物がおるということで、エスニック楽器の数々が並ぶ店内に恐る恐る入ってみると、そこには何ともふんわり柔らかな印象の女性がおったんじゃ〜!!この爺の突然の訪問を暖かく出迎えてくれたのは、ここで二胡講師を務める吉川普子(よしかわ ひろこ)さんということじゃった。
 吉川さんは京都市出身で、高校在学中より、二胡を北京中央音楽学院卒、中央民族音楽楽団出身の蘇曹娟女史に師事したそうで、京都府立大学文学部卒業後、二胡の演奏と普及活動を開始し、2004年には京都市立芸術大学院音楽研究科修士課程を修了したそうで、現在は、京都を中心に活動しておるということじゃ。そんな吉川さんが、現在メイン楽器として使用している二胡や、珍しい二胡を、本人のコメントを交えて紹介させてもらうことにしよう。
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