二胡による日本台湾文化交流
〜「友愛グループ」と「台湾歌壇」を訪れて〜
日本統治時代の台湾で生まれ育った日本人を「湾生(わんせい)」と呼びます。その方たちの民間団体である「東京台湾の会」という組織があり、台湾における日本語教育を受けた方たちとの交流がもたれています。
今回、東京台湾の会による主催事業として、台湾と日本との文化交流会に、二胡合奏グループ「香花ハーモニー」とグループの二胡教師である太田久遠さんが台湾台北を訪れて演奏をしました。
ちなみに日本語教育を受けた台湾人の方々は「日本語族」と呼ばれ、戦後、中国大陸からの亡命政府である中国国民党政権が推し進めた反日教育や、日本教育を受けた台湾人への差別などで大変に厳しく辛い時代を経験しています。こうした方たちの多くは80歳代90歳代です。それでも日本を愛し、日本語を忘れてはならないと、苦しい時代を超えて今でも活動を続けています。
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