ロスト マンチュリア サマン
失われた満州民族の原郷と薩満の宇宙の時空を求めて
ここに紹介するのは、二胡関係ではなく「ロスト マンチュリア サマン」という映画である。
この映画は、独自の技法と多彩なイマジネーションによって、音楽、映像、美術などの世界を総合的に表現する金大偉が、満洲族である自分のルーツを訪ね、掘り起こし、記憶するための旅路を描いたドキュメント映画である。マンチュリアは満州、サマンはシャーマンの満洲語。
上映問い合せ:taiiproject@yahoo.co.jp
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東日本大震災復興応援イベント
第五回 中国音楽愛好者の集い
2015年10月25日(日)、今年五回目となる「中国音楽愛好者の集い」が、東京の大田文化の森ホールにて開かれました。この催しは、2011年3月11日に起きた東日本大震災の復興応援イベントとして、銀芽アンサンブルの呼びかけにより、その年の10月から毎年行われています。
大地震、大津波、そして原発事故は多くの被災者を出し、今なお先の見えない現実的な不安、精神的な不安を抱えたままの被災者が大勢おられます。自分に降り掛かったことでなくても、被災地の方々にいつも心を寄せて忘れないようにしようという思いをもつ人たちが回を追うごとに増えて、1回目は24組約60名だったのが、今回は35組延べ135名が参加しました。
このイベントの特徴は、演奏者が1曲ずつの演奏費を払い、来聴者からの募金も募って、経費を除いた全額を直接被災者に直接届く所へ寄付をするというシステムです。ステージで演奏をし、他の人達の演奏も楽しみつつ寄付もできる、というのは、良い試みでしょう。
タイトルにあるように、参加者は中国音楽を愛好し中国楽器を学んでいる人たちで、
さまざまな中国楽器のソロ、重奏、合奏や歌が披露され、相互間の連帯感も次第に形成されてきています。演奏楽器は、二胡、低胡、中胡、高胡、板胡、揚琴、古箏、琵琶、中阮、大三弦、笛子、高音笙が揃い、めったに聴く機会のない初参加の高音笙は注目を集めました。回を重ねるごとに参加者のレベルが確実に上がっていることが感じられ、曲も多彩になっています。
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