このページでは、皆さまからいただいた二胡に関するイベントや様々な活動の情報を掲載しています。
※NiCOMMUNITYでは皆様からのイベント情報を募集しています。情報はこちらにて受け付けております。
EVENT REPORT

第17、18回 香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会

 毎月第三日曜日、14時から蕨市の「庵洞 香巴拉」において開いている「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」の内容のご報告です。

◎第17回 2014年2月16日 「紅色娘子軍」VCD 1996年
 「紅色娘子軍」は1930年代の海南島(現海南省)が舞台で、中国工農紅軍第2独立師団第3団女子特務連隊の実話を元にしているとされています。この独立師団は、1927年の農民蜂起がきっかけで結成され、瓊崖遊撃隊とも言いました。瓊(?-ケイ、中国音は qiongチオン)は海南島のことを意味し、1930年代当時、島の東側の半分近くが瓊崖遊撃区となっていました。貧農の娘呉清華が娘子軍に参加し、極悪地主南覇天を打倒する勇ましいバレエ劇です。紅軍の幹部洪常青等との出会いとその革命への指導、また指導者の犠牲を乗り越え党代表となり、さらなる戦いに邁進する呉清華の姿が高らかに表現されます。謝晋監督による映画化が1961年、バレエは1964年に初演、バレエ映画は1970年に制作されました。鑑賞した資料はこのバレエ映画のVCD版です。毛沢東夫人の江青女史の強い影響下に制作されたとも伝えられています。当時、江青女史は北京舞踏学院の名誉校長で、その考え方や発言は『毛沢東のバレエダンサー』(リー・ツンシン著 徳間書店 2009刊)でも触れられていて興味深いものがあります。
◎第18回 2014年3月16日 「革命歴史歌曲表演唱」DVD 2005年
 有名な音楽舞踊史詩『東方紅』とは逆に、インターナショナルで始まり東方紅で終わるこの映画の題名は、意訳すると「革命の歴史―歌と踊り」、中国の大作らしからぬ率直な名前を以前から不思議に感じていました。1961年8月1日北京で初演されたこの作品についての情報はあまりなく、インターネットが頼り、二つの文献の存在が分かりました。『音楽舞踏史詩《東方紅》誕生前後』(《環球視野》2006年第2期《党史文?》)と、ほぼ同じ内容のもう1点です。誕生の経緯は1960年に北朝鮮を訪問した中国軍事代表団(代表:羅瑞卿)が朝鮮人民軍将兵3000名による「三千里江山」を見て感動したことが発端でした。中国の革命の歴史を如何に若者たちに伝えていくか、空軍司令だった劉亜楼が空軍文工団に提案、作られたのがこの作品。当初「光輝的歴程」と題名が付けられましたが、登場人物が300名程度で、そんな大それた名前を付けるなと指摘され、率直な名前になったようです。
 『革命歴史歌曲表演唱』はその後、第二部の制作も準備されましたが、上海で公開された『在毛沢東的旗幟下高歌猛進』とともに『東方紅』を作ることになりました。そこには周恩来総理の考えがあったとされています。 (庵洞 香巴拉 安藤)

☆「香巴拉(シャンバラ)音楽鑑賞会」今後の予定(毎回14時〜)
第20回 2014年5月18日(日) 「唱不完的信天游」VCD
第21回 2014年6月15日(日) 「香巴拉音楽鑑賞会」交歓会
第22回 2014年7月20日(日) 「チベッタン・ポップスの世界」(詳細は未定)
※問合せ先:「庵洞 香巴拉」 . 048-442-3543 e-mail:untiku-sai@warabi.ne.jp


在日中国文化芸術交流団 音楽教室発表会

2014年3月22日(土)日本橋社会教育会館ホールにて、亜細亜国際交流且蜊テ、在日中国文化芸術交流団後援により、標記音楽教室の第14回目となる発表会が開催されました。プログラムは次の通りです。
1 合奏:八月桂花遍地開、雨のち晴レルヤ
2 合奏:早春賦、彩雲追月
3 独奏:喜唱豊収
4 合奏:糸竹調、みかんの花咲く丘
5 合奏:見上げてごらん夜の星を、花(心にいつも太陽を)
6 合奏:アニーローリー、美麗的花家
7 独奏:蘇南小曲
8 独奏:江南春色
9 独奏:病中吟
10 独奏:草原情歌
11 独奏:喜咬看麦田千層浪
12 独奏:奔馳在千里草原
13 独奏:?家之夜
14 独奏:豫北叙事曲
15 合奏:川の流れのように、アメージンググレース、競馬

 
CONCERT INFORMATION

里地帰ワンマンライブ〜move〜

◎日時:2014年5月10日(土)12:30開演、12:00開場
◎会場:恵比寿 天窓switch
◎出演:里地帰(二胡・唄)
◎料金:3,500円(前売)4,000円(当日)
◎チケット申込:オフィシャルサイトhttp://里地帰.jp/ のチケット予約フォームより、お名前と枚数、公演日を明記の上送信下さい。イープラスのウェブサイトからも申込み可能です。
◎入場順:1.手売りチケットの整理番号順、2.イープラス、3.メール予約、4.当日券の順でご入場いただきます。


鳴尾弦楽団2ndコンサート
鳴尾弦楽団×ジョージ・ガオ

二胡界のトップランナーの奏でる伝統楽器の新しい境地

◎日時:2014年6月29日(日)16:00開演(15:30開場)
◎会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
◎料金:2,500円(前売) 3,000円(当日)
◎チケット申込・問合せ:鳴尾弦楽団事務局
  TEL:06-6333-4909 メール:naruo_strings@huqin.cn1.jp
鳴尾二胡教室の個人レッスン生を中心とする胡琴合奏団、鳴尾弦楽団が、名演奏家、作曲家であるジョージ・ガオ氏をゲストに迎えて行うコンサート。2012年に王永徳氏を迎えて行ったファーストコンサートから2年、楽団公演第2弾となる本公演は、ゲストのジョージ・ガオ氏の演奏をはじめ、中国武術家・竹中保仁氏の演武、鳴尾牧子氏率いる注目の胡琴アンサンブル、ゼノ・カルテットの演奏も加わるという充実したプログラム。
「なんとかなるなる、鳴尾弦楽団!」の合言葉を掲げ、陽気なチャレンジ精神をもって意表を突いた選曲、ユニークな演出で胡琴重奏のさらなる可能性を求めて開催。


香港文芸坊芸術団初来日コンサート

〜天翔楽団および中国音楽愛好家との交流演奏会とともに〜

◎日時:2014年7月27日(日)14:00開演
◎会場:守口文化センターエナジーホール(京阪守口市駅下車1分)
◎出演:香港文芸坊芸術団『郭承祖(笙・笛)、郭淑衡(歌)、彭康泰(笙)、王靜怡(古箏)、邵梓?(揚琴)、王思穎(笛)』、天翔楽団、一般参加者
◎予定曲:「春澗流泉」、「小河淌水」、「陽明春暁」、「小放牛」、「見上げてごらん夜の星を」、「将軍令」、「遠方的客人請?留下来」、「酒歌」など
◎料金:全席自由 1,500円(前売)、2,000円(当日)
◎チケット申込・問合せ:天翔楽団
 TEL:06-6271-8470、メール:tenshogakudan@gtmail.com
 HP:http://www.tensho.in/

歌劇「梧桐雨」 (ごとうう )〜楊貴妃物語〜

横浜みなとみらいホールにて、台北出身の女流作曲家陳?hの代表作であるオペラ『梧桐雨』が演奏会形式で中国語上演されます。
玄宗皇帝と楊貴妃の愛の物語。政治の謀略で、愛する楊貴妃を失った玄宗皇帝。そこに来世より現れた楊貴妃。二人は再開を果たし、愛に祝福される。李白の漢詩等の中国文学が基になった幻想的な作品です。台湾から唐美雲、劉復學、羅明芳らが出演。
◎日時:2014年6月21日(土)15時開演(開場14時20分)
◎会場:横浜みなとみらいホール(みなとみらい駅下車徒歩3分)
◎出演:樋本英一(指揮)、梧桐雨室内合奏団、秦貴美子(楊貴妃・ソプラノ)・平良交一(玄宗皇帝・バリトン)、羅明芳(月妃・ソプラノ)、清水良一(安禄山・バリトン)、劉復學(高力士・京劇俳優)、唐美雲(李白・男役)ほか
◎料金:全席指定 A席5,000円 B席3,500円
◎チケット申込・問合せ:横浜みなとみらいホールチケットセンター
 電話045-682-2000(電話予約10:00〜18:00、窓口10:00〜19:00)
 横浜みなとみらいホールのサイトもご覧下さい→
 http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2014/06/-norma.php

 
CONCERT REPORT

こたにじゅん二胡リサイタル The Acoustic

2014年3月8日(土)、こたにじゅん二胡リサイタルが開催されました。会場は東京・文京区にあるコンサート会場『ラ・リール』。二胡奏者こたにが完全生音でやるなら、この編成、この会場という音楽にこだわって探した会場とのことです。二胡との音量のバランスを考えて伴奏楽器はギターでした。会場の広さは60人でいっぱいになる会場。大きな音はもちろん、小さな音でも隅々まで響き渡る広さと、音の反響がある会場です。演奏楽曲はジャンルにこだわりを持たない、中国曲、クラシック、歌謡曲、ファンク、オリジナル曲などバリエーションに富んだプログラムでした。
第1部
1.独弦操 (1本の弦のみで演奏される)
2.夜来香
3.そんなに俺は悪くない
4.白鳥
5.雨の部屋
6.チャルダッシュ
第2部
1.心はなれて
2.メイド・イン・フランス
3.SKIPPED BEAT
4.鎮魂
5.薄暗い森を抜けて
アンコール:舞い上がる花のように