今年9月、日中関係がおもわしくない中でしたが、昨年に引き続き、王永徳先生、孫明先生ご夫妻が大阪・京都に来られました。※昨年の来日時のインタビューは本誌第7号、第8号に掲載
 今年は大阪の鳴尾弦楽団の鳴尾牧子さんとも協力し、大阪では、〜聴く・知る〜「鳴尾弦楽団ファーストコンサート」が、また京都では、〜拉く・知る〜「二胡合奏の楽しみ」というタイトルで、合同のイベントを開催することができました。イベントにお越し下さった皆様、また、合同演奏を可能にして下さった鳴尾弦楽団の皆様、遠方から駆けつけて下さった王先生のお弟子さんたち、イベントの運営に必死だった我々を陰で支えて下さった皆様、たくさんの方のご協力のおかげで、無事にイベントを終えることができ、今は言葉に言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。
 そして、そのような場を与えて下さった王先生にも深く感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
 今回のイベントを通じ、日頃はそれぞれの師の元で勉強を続けている二胡を愛する方々が自由に出会い、一緒に演奏することができました。先生を囲んでの小旅行や食事会では、二胡や音楽のことに限らず、より自由な感情をもって、交流を持つことができました。
 また、人生の中に音楽があり、決して人間性から離れて音楽だけが存在するようなものではないことを個人的に再確認いたしました。音楽を学ぶにあたって、二胡の技術力なども重要ではありますが、人間性の成長が音楽にとっては重要だという、王先生の教育の観点を、いろいろなイベントを通して背後から感じることができ、曲を習うことからだけでなく、先生が実行・実践されていることを学ぶ良い機会を与えて頂いたと思います。
 そして、これらの体験は喜びとともに大切な想い出となりました。たくさんの友人ができ、同じ時代に音楽を通してともに生きるというつながりを持てたことは非常に感動的な出来事でした。また是非、皆様と再会したいと強く願っています。