二胡にはじめて触れる子供たち |
7月13日(月)、新宿区立新宿養護学校にて、二胡のミニ演奏会が開かれました。この演奏会は、新宿区の肢体不自由児のための放課後活動サロン「ひまわりHAUS」の依頼により、同じく新宿にある胡琴工房・竹林閣の協力のもと開かれました。二胡演奏家・川名和江さんの奏でる爽快な二胡の音色に、はじめて二胡を聴く子供たちは大はしゃぎ。演奏会の後は、父兄を交えての二胡体験会も行われ、会場は終始なごやかな雰囲気に包まれていました。同サロンでは、楽器演奏をはじめとした各種ボランティアを随時募集しています。詳しくはホームページをご覧ください。 http://himawarihaus.web.fc2.com/ ![]() ![]() |
張磊(Zhang Lei)リサイタル 見聞記 |
6月28日、北京で中国音楽学院修士課程2年生の張磊の「弦舞」と題するリサイタルを聴いた。修士課程の学生は、2回のソロコンサートを開くのが卒業の条件の一つとのことで、主催は中国音楽学院国楽系。19:30開演のこのコンサートには、指導教官の曹徳維氏ほか5名の先生方のほか、家族や同窓生が来聴。会場の中国音楽学院演奏庁は200席ほどの小ホールで、入り口や舞台にはスタンド花が飾られ、学生たちが受付や客のお世話をしてなごやかなムード。入場は無料。 張磊は、6歳より二胡を始め、2000年に天津音楽学院附属中学に入学、06年中国音楽学院に合格、今は修士課程で研鑽を積んでいる。修士課程に上がれるのは、一つの専科につき、毎年一人か二人という狭き門である。二胡のほかに作曲、ピアノ、指揮も学んでいる。彼は中学時代から多くのステージに立ち、民族音楽のほか、新民楽、映画音楽、ジャズ等も演奏。これは彼に限ったことではなく、中国の音楽大学及びその附属中学はプロの音楽家を育てる場であるから、中学時代から演奏の機会が与えられる。従って、コンクールでは、プロの部に参加しなければならない。 コンサートは、揚琴(張胤)とピアノ(曲大衛)の伴奏で、以下の曲が演奏された。 1.蒙風:高韶青(ジョーージ・ガオ)作曲 2.流波曲:孫文明作曲 3.一枝花:張式業作曲 4.江河雲夢:梁雲江作曲 5.火ー彩衣姑娘:劉文金作曲 6.江河水:黄海懐改編 7.第二二胡狂想曲:王建民作曲 ![]() ![]() ![]() |
丸小野智子 二胡コンサート |
7月9日(土)17時から東京の文京区にある根津教会において、「みやび会」企画主催による「丸小野智子 二胡コンサート」が開催され、会場いっぱいの100名を超える聴衆が集まりました。 丸小野智子は、東京芸術大学美術学部の日本画専攻を卒業し画家として活躍していた異色の二胡奏者です。二胡は世界的な二胡奏者である姜建華に学び、現在、「姜建華胡琴研究会二胡教室」「NHK文化センター練馬光が丘教室」において二胡教師を務めています。また近年は二胡奏者としても活動を始め、今回は初めての本格的なリサイタルとして注目された公演でした。 開演に先立ち、根津教会の牧師さんとともに、来聴者全員で東日本大震災の犠牲者に対する黙祷を捧げた後、コンサートが始まりました。 プログラムの前半は、「主をほめ讃えよ」「夜来香」「蘇州夜曲」「城ヶ島の雨」「椰子の実」、休憩後は「燭影揺紅」「豫北叙事曲」「チャールダッシュ」「私のお気に入り」「踊り明かそう」「インドの歌」「小夜曲」「陽光照耀着塔什庫爾干」を演奏しました。ピアノ伴奏は片野祐子で、自らも二胡を学んでいるだけに丸小野智子の二胡と息の合ったところを見せてくれました。またピアノソロでブラームスの「6つの小品」を披露しました。 ![]() ![]() ![]() |
EVENT INFORMATION |
【高松公演】 出演:賈鵬芳(二胡)、賈鵬新(二胡)、楊フ宇(二胡)
各地胡琴塾の塾生、 |