演奏・作曲・編曲、その全ての領域で天賦の才を発揮する、二胡の奇才・高韶青。若手演奏家の多くが敬慕する、現代二胡の申し子。そんな高韶青の二胡ヒストリーを、二胡之友編集部があたたかくも鋭く紐解いていきます。
本文内容項目
- 二胡との出会い
- 上海、北京、そしてカナダへ
- 第二の故郷・カナダ
【高韶青[ジョージ・ガオ] プロフィール】
二胡演奏家・作曲家。上海音楽学院卒。85年北京で開催された全国二胡コンクールにおいて、1等賞・指定曲目最優秀賞・選択曲目最優秀賞の三賞を同時受賞。現在、カナダを拠点として、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの世界各国で演奏活動を行っている。長年のカナダにおける文化活動が評価され、カナダ議会より褒章を授与される。
二胡に新しい分野を開拓し、音楽シーンに多大な影響を与える演奏家として、また、テレビ・映画など各方面において作曲家・編曲家としても活躍している。
バイオリンの楽曲「カルメン幻想曲」「ツィゴイネルワイゼン」などを二胡に移植したのもジョージ・ガオが初めてであり、現代二胡の発展に寄与した功績も甚大である。