第44回 松尾朱音先生の紫檀二胡

 いよいよ新元号になって心機一転、お馴染みアルフー老師じゃよ。今年のGWは10連休じゃったが、皆はどう過ごしたかのう? 爺はというと、気持ちも新たに二胡の練習に打ち込み、見る見る上達…のはずが、庭いじりをしておったらあっと言う間に終わってしまったぞ(汗)。さて、今回はなんと、九州地方に名器を所有する二胡奏者がおるとの噂を情報筋から聞き付けたため、キン斗雲の舳先を思い切って西に向け、日差しに初夏を感じる晴れ渡った空の下、目的地へと爆走したんじゃ〜!! 今回降り立った場所は、古くから諸外国への玄関口として発展した異国文化の影響が色濃い港湾都市、長崎県長崎市じゃ。中国の旧正月を祝う「春節祭」を起源とする、冬の一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」でも有名じゃのう。期間中は各会場で中国雑技や龍踊り、それから二胡演奏!などの中国色豊かなイベントが毎日繰り広げられておるんじゃ。そんな異国情緒溢れる街を拠点として活動し、名器を所有しておったのは、二胡演奏家で講師の松尾朱音(まつおあかね)さんということじゃった。この爺の厚かましい突然の訪問をキュートなスマイルで快く迎え入れてくれ、気さくに対応してくれたんじゃよぉ〜!!(感涙)
 松尾さんは長崎大学を卒業の後、最初はSissi Ji (シッシーチー)氏に師事して二胡を始めたということで、その後、九州を中心に活動する二胡演奏家で講師の劉福君氏、京都の重鎮、杉原圭子氏に師事することになったそうじゃ。これまでに初心者中心のグループレッスンや個人レッスン、小学生向けのクラスでの指導実績があり、現在は長崎県内の2教室で指導にあたっておるということじゃったぞ。そんな松尾さんが演奏活動やレッスンにおいてメインで使用しておる楽器、「馬乾元」氏製作の蘇州式大葉紫檀二胡について、早速、本人のコメントを交えて紹介させてもらうことにしよう。

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