第43回 澤田雅子先生の各種二胡
?好!春節を過ぎ、まだまだ寒い日が続いておるが、少しずつ春めいてきたのう〜。ご存知アルフー老師じゃ。この爺、春と言えば毎年花粉症に悩まされておるんじゃが、二胡を弾こうにも花粉で目が霞み、いつもの実力が発揮できんのう…オホン(苦)。さて、今回はまたまた関西地方に名器を所有した二胡奏者がおるとのタレコミがあったため、キン斗雲の舵を西へと切り、ほのかに春風が薫る空の下、目的地へと急いだんじゃ〜!!今回降り立った場所は、羽柴秀吉と明智光秀の山崎の戦いでも知られる、京都府大山崎町じゃ。目的地に到着すると、そこは何とも珍しい、お祝いギフトなどで見かけるバルーンの専門店じゃった!果たしてここに名器があるのかという思いで扉をくぐると、そこにはポップで賑やかなバルーンに囲まれた中に、確かに二胡教室があるではないか!!この爺の突撃訪問にもかかわらず、全てを受け入れてくれそうな穏やかな笑みで温かく迎えてくれたのは、この「フレンドリーバルーンショップ」のオーナーにして二胡講師の澤田雅子(さわだまさこ)さんじゃったよ。
澤田さんは福井出身で、愛知県立大学の外国語学部中国学科在籍時に大連へ留学、その時の課外授業で初めて二胡に出会ったということじゃった。帰国後には地元福井で中国人の先生に師事、その後移り住んだ京都で現在もお世話になっている先生に師事することになったそうじゃよ。また、2014年に開催された、第17回長江杯国際音楽コンクールにおいては、審査員特別賞も受賞したという実力の持ち主じゃ。2015年にはファンシャオ(風韶)二胡として教室を開講、二胡の指導にも力を注ぎ始めたということじゃった。そんな澤田さんが、現在メイン楽器として演奏やレッスン活動に使用しておる楽器は、江蘇省無錫市の陸林生精製 老紅木二胡ということじゃった。他に所有しておる二胡についても、惜しげもなく紹介してくれたため、早速、本人のコメントを交えて紹介させてもらうことにしよう。
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