『二胡之友』第50号発刊記念
「王永徳老師に学ぶ〜二胡の基礎・理論と実践」に参加して

【寄稿】三澤砂智子


 「二胡之友」は第50号の発刊を迎えられ、それを記念するイベント「王永徳老師に学ぶ〜二胡の基礎・理論と実践」が開催されました。9月11日(月)19時から、場所は蒲田駅前のアプリコ小ホール。申込順に名前が呼ばれ入場して、順番に好きな席を選択していくスタイル。平日夜という設定にも関わらず、楽器持参の受講者が次々と入場して席は埋まっていきます。席に着いてからは楽器の準備や仲間との語らいをしながら、それぞれに講座への期待が高まっている様子でした。
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2017年第1回“青楽杯”
日・中二胡類&古箏類楽器コンクール&コンサート


 昨今、中国音楽界でブームとなっているのが、海外旅行と楽器演奏コンクールをドッキングさせた“国際コンクール”企画である。特に日本には中国民族楽器の愛好家が相当数存在しているところから、それを参加者に取り込もうと、日本各地で中国側の企画による民族楽器コンクールが行われるようになっている。こういったコンクールでは、日本人参加者は概ね中国国内の予選は免除、日本での本選に出場、という「外国人枠」の特別扱いが受けられる。日本側からはわざわざ中国まで出かける必要がない、というメリットがあり、中国側にも、日本人の参加により、“国際コンクール”の看板が偽り無きものとして権威が高まるというメリットもある。
 日中双方のウインウイン関係は喜ばしいことだが、現状は、日本人が参加しようとしても参加手続きが全て中国語のみで行われたり、参加料の送金方法が難しかったりとまだまだハードルが高い。小誌としては、より参加しやすい方法を探りたいという気持ちと、将来的に日本側企画・主催でコンクール開催という時に備えたい、という意味もあり、今年の“青楽杯”企画に積極的に携わってみることとした。

日時:2017年8月2日(水)〜4日(金)
会場:東京・中野区 野方区民ホール
主催:日中音楽交流協会、東京・楼蘭音楽企画、 “青楽杯”芸術活動組織委員会
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2017年青空田宇二胡教室発表会
【寄稿】


 9月18日敬老の日の祝日、田宇さんが主宰する青空田宇二胡教室の発表会が開催されました。台風の影響で前日まで雨が続いていましたが、発表会の朝はすっきり晴れ、青空の美しい日となりました。赤坂御用地の深い緑を眺めながら、青山通りを会場の赤坂区民ホールに向かいました。
 発表会は田宇さんの指揮による24名の大合奏「You raise me up」「見上げてごらん夜の星を」から始まりました。
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東日本大震災復興応援イベント
第7回 中国音楽愛好者の集い

【寄稿】三澤砂智子


 秋晴れの好天に恵まれた2017年10月1日(日)、東京大田区にある大田文化の森ホールにて、「第七回中国音楽愛好者の集い」が開催されました。
 「集い」は、東日本大震災発生半年後の2011年9月に第一回が行われ、その後は毎年開催されて今年は第七回を迎えました。今も様々に先の見えない不安を抱えた被災者の方々に、私達中国音楽愛好家が出来る形でと始められたこの会は、参加者は演奏曲数に比例する参加料を払い、また来聴者の皆さまにも募金へのご協力をお願いして、参加者全員が募金するというチャリティーとなっており、身近にある音楽を楽しむ中で復興に心を寄せることが出来るイベントになっています。
 年々賛同者も増え、今年も出演者は延べ120名以上となりました(複数演目に出演する参加者もあり)。また190名を超えるお客様にもご来場頂きました。
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